地域の皆さんとのふれあいが一番の喜びです

 


 

奨学生として販売店に勤務する中で、配達員としてのお仕事の魅力に目覚め

実際に就職する道を選んだ河本さん。

何が彼を惹きつけ、今もお仕事をする理由になっているのでしょうか。

高校時代からアルバイトをしていて、遊びよりもバイトを優先するような高校生でしたね。

お仕事を通してお客様と、スタッフと交流できるのが楽しくて。

作業にも没頭しやすい性格なので、とにかくずっとバイトしているようなヘンなキャラでした(笑)

実家は商売を営んでいまして、親としては僕に継いでほしいということは思っていたと思います。

でも、あまり興味を持てなかったんですよね。

それよりも、もっと学びたいな、勉強したいな、と思ってました。

しかも、自分を追い込むことができるような環境がいいなぁ、と。

普通の学生生活じゃ面白くないなと漠然と考えていました。

朝日奨学制度のことを高校の先生に教えてもらって、

とてもいいなぁと惹かれました。

自分自身で生きていくことができるし、学業も思いっきりできる。

今から考えれば、自立したいっていう思いが強かったんだと思います。

でも、なるべく親には迷惑をかけたくないし、とも思ってました。

そんな自分には朝日奨学制度はピッタリだったんですよね。

奨学生としての生活が始まって、やっぱり最初の1,2ヶ月は大変でした。

生活リズムを作りあげるのにとても苦労しました。

赴任当初の頃は体調を崩してしまって、寝込んだこともありました。

なんとか身体を休める時間を確保しつつ、それでも毎日配達はしてましたね。

負けず嫌いとかそういう感じではないんですけど、なぜかがんばってましたね。

でもあの時がんばってよかったとは思います。

3ヶ月ほど経って業務にも生活リズムにも慣れてくると、毎日が楽しくなってきました。

大学でも面白そうな講義を多めに取ってみたりとか、

自動車の教習所にも通って、免許を取ることもできました。

毎日どうやって時間を過ごそうかなと考えて計画して、

少しでも自分のやりたいことに時間を割けるように工夫する。

そういうことを常に考えてやっていると、配達のスピードも精度も

どんどん上がっていったりして、ますますのめり込んでいったんです。

配達をやっていて嬉しいのは、やはり読者であるお客様とのふれあいです。

若い配達員というのは珍しかったみたいで、夕刊の配達のときなんかは

よく声をかけてもらって、差し入れのお菓子をいただいたりしていました。

顔も覚えてもらって、「がんばりや」とか「えらいな」と言っていただけるのは

とても嬉しかったですね。

毎日通るルートですし、顔なじみもどんどん増えて、愛着が増していきました。

この間、10年前に仲良くしてくださっていたお客様が、

たまたま配達に行った別のスタッフさんに、

「河本くんまだ元気にやってるの?わたし、彼のファンやからまた会いたいわ」

って言ってくださったみたいで。まだ覚えてくれてて、

しかもファンだって言ってくださって、とても嬉しかったです。

就職活動でも奨学生としての活動が認められて、数社から内定をいただくことができました。

推薦という形で朝日奨学会からの推薦状もいただけるのですが、

それは使わずに自力で就職活動をしていました。

ここでも自分の力でやりたいって想いが強かったんだと思います。

今思えば使っとけばよかったな~と思いますけどね(笑)

でも、結局学生時代に経験した地域のふれあいを大切にする仕事の魅力が

忘れられなくて、というかそういう生き方をしたいと思うようになっていたので

継続してここで働かせていただくことになりました。

毎日の業務でどうすれば効率よく、かつ早く仕事を終わらせることができるか

を考えて、実践し、実際に達成したときは「よしっ!」て喜んでます。

そういう姿勢を学生時代に身につけることができたのは

とても貴重な経験でした。

今は店長としてASA豊里店というお店を任せていただいていますが、

これからも地域の方とのつながりを大切に、

地域に愛される販売店を目指していきたいです。