命を預かる厳しい現場で、奨学生の経験が活きている

 

子どもの頃に憧れた救急救命士の仕事。

自分の夢にまっすぐに突き進んだ福岡さんは、

地元の消防署で命を救う仕事の第一線で活躍されています。

福岡翔太さん

中学校のときに消防署に職場見学に行く機会がありまして、

救急隊員の活躍を目の当たりにし、カッコいいなぁと思ったのがきっかけです。

それからも救急救命士の活躍が特集されている番組をテレビで観て、

自分もああなりたい、という憧れが強くなっていきました。

救急救命士の資格が取れる大阪医専への進学を志望し、

体験入学したときに新聞奨学制度があるということを教えていただき、

応募することにしました。

自分の力で学校に通えるということに一番の魅力を感じました。

奨学生としての生活が始まって、

最初は配達する場所を覚えるのが大変でした。

奈良県から出てきて、右も左も分からない土地だったので。

最初は先輩に教えてもらいながら、徐々に覚えていくようにしました。

また、生活リズムに慣れるのも苦労しました。

朝刊、と言っても深夜2時半に起きなければいけません。

朝刊を配り終えて少し寝て、また昼からの夕刊業務。

夜間部だったのでその後に学校に通っていたので、

今までとは逆転の生活リズムです。そこに慣れるのも大変でした。

でもだんだん慣れてくるうちに、朝が気持ち良いと感じるようになってきました。

気持ちがスッとするというか。

春夏秋冬季節の変わり目を感じながら朝の空気を吸うのが

楽しみになってきました。特に春は大好きな季節でしたね。

「続ける」ということが、奨学生をしてきた中で一番自分の中で自信になりました。

「あきらめないチカラ」が身についたと思います。

自分が学びたいことを学んでいる、という実感と自覚があったので、

大変なこともありましたが、続けることができました。

それは今でも自信になっています。

同じクラスに奨学生の友達もいて、励ましあえたのも心強かったです。

始めたからには、絶対最後までやりきろうって決めてたのも大きいと思います。

火事があれば火事の現場に行き、救助の要請があれば救助の現場に行きます。

救急救命士なので、どんな現場にも同行し、最初の応急処置を担当します。

また、一般市民の方に救急救命のやり方の講習を行ったりもしています。

消防署のほうに救命処置を施した方がお礼に見えてくださったりすることもあって

感謝の言葉をいただいたりしたときにはとても嬉しく、やりがいを感じます。

これからもどんどん知識を吸収して、質の高い救命士を目指していきたいです。