「今」しかできないことをしたい。

家業の漁師を継ぐか、好きな音楽の道を進むか。

西さんが悩んだ末に出した結論とは?

実家は漁師をしています。中学生ぐらいの頃は

将来の夢として、それを継ぎたいな、と漠然とは思っていました。

でも、一方で当時は(というか今もなんですけど)、音楽にもハマッていて。

毎日ベースの基礎練習をやってました。

それで、高校に入ってからは友達とバンド組んで音楽活動も

本格的にはじめるようになりました。

進路を決めないといけないというタイミングで、

僕は漁師になるか、バンドマンになるか、

二つの選択肢で悩んでいました。

でも、やっぱり音楽っていうのは今しかできないな、と。

今挑戦しないと、後悔してしまうと思ったんです。

それで、家を出て音楽に打ち込める環境に身を置こうと思いました。

自分の好きなことをやらせてもらうので、

親に経済的負担をかけない方法はないかと探して

朝日奨学制度に申し込むことにしました。

アルバイトなどの業務経験がなかったので、

まずは慣れるのが大変でした。

バイクの運転も分からないのでヒヤヒヤしていました。

一番大変だったのが、やはり朝起きることです。

最初は自分で起きられず、先輩に起こしてもらったこともありました。

乗り切るコツは、やっぱり「慣れ」なんだと思います。

毎日毎日真剣に仕事に取り組んで、身体に馴染ませることが大事だと思います。

夕刊の配達をやっていると、読者であるお客様が玄関の前に出ていらっしゃることがあります。

そんなときは直接新聞を手渡しするのですが

「いつもありがとう。朝早いのに大変ね」

という言葉をかけてくれることがあったりして、そういうときはとても嬉しいです。

大変な毎日の中ですが、やっぱり自分は今結成しているバンドでどんどん

売れていきたいという夢があるんで、それががんばる原動力になっています。

自分がどこまでいけるか挑戦したい、というチャレンジ精神もあります。

精神的にも体力的にもかなり良いトレーニングになっていると思います(笑)